出航41日目、無風 状態脱出一転強風に
2015-06-30

6月30日(火)8時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯39度07分、西経147度31分
針路:50 度
船速:3. 5 ノット
風 :東、11 m/s
波高:2 m
天気:曇り
気圧:1020 hPa
気温:23 ℃
湿度:70 %
Day Run:87 Nm
昨日の昼前から東寄りの良い風が吹き始め、やっと無風状態を脱出した。
しかし、あっという間に風速が 8~9 m/s になってきたので、メインセールを 1P リーフに落とす。
東へ行きたいのに東寄りの風で、しかも結構強いので上れない。
夜に入ると風は 11 ~ 12 m/s になってヒールがきつくなってきたので、ジブセールを巻いてストームジブに変える。
この風は、一晩中吹き続け、朝になってもおさまる気配は無い。
写真は、今朝ミーティングした大型船。
写真速報では良く分からないとのことなので、今度は違うアングルの写真。
赤いロープと水平線の交点に船影が見えるのだが、これも見えないか。</pre>
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写真速報 - 大型船と ミーティング(その2)
2015-06-30

2015年6月30日(火)6時40分 記
ストームジブの左下に大型船が見える。
ブログへの投稿時、写真は1枚しか添付出来ないので、2回に分けて投稿。</pre>
写真速報 - 大型船と ミーティング(その1)
2015-06-30

2015年6月30日(火)6時30分 記
今朝、大型船とミーティングした。
それも、至近距離で。
写真は AIS の画像。
左の赤い船が自艇で、右の緑色が大型船。
青い線の先端はお互いの 45 分後の位置。
お互いのコースが至近距離で交差する。
大型船の船名は「ZENNOH GRAINMAGNOLIA」で、パナマックス型のばら積み運搬船。
米国ニューオリンズで穀物を積んで、北海道の苫小牧へ向かうところとのこと。
接近を避けるため、コースを右へ 10 度変えてくれた。
こちらのヨットはレーダーで捉えていたとのこと。
日本近海を抜けてから大型船に出会ったのは3回目。
1回目は、やはり全農のカーゴを運ぶ「ZENNOH GRAINPEGASUS」。
右舷1マイルほどをすれ違い、日本へ向かって行った。
2回目は、大型船が左舷3マイルほどを追い越して行った。
船名は記録しなかった。
今回走っているコースは、パナマ運河と日本を結ぶ本船航路になるようなので、大型船のワッチが必要である。
AIS は、アンテナをマストトップに取り付けてあるので、半径 60 マイルくらい以内の船を表示してくれる。
自艇の情報も発信しているので、相手船が先に気が付いて避けてくれることも期待出来る。
AIS は非常に有効である。</pre>
出航40日目、無風状態継続中
2015-06-29

6月29日(月)8時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯38度12分、西経148度53分
針路:90 度
船速:5 ノット
風 :南、5 m/s
波高:0. 5 m
天気:曇り、時々雨
気圧:1021 hPa
気温:20 ℃
湿度:75 %
Day Run:64 Nm
今日も無風状態継続中。
時々雨とともに良い風が吹いてくるが、1時間と続かない。
低気圧の方は、波、風ともに昨日の予想より緩和されたので、あまり南へ下げないことにした。
あれこれ考えずに、サンフランシスコ目指して一直線で行く方が良いかもしれない。
写真は、バケツに雨水を溜めているところ。
航海中トローリングはしないのか、雨水は溜めないのか、との質問があったのですが、釣りはしません。
雨水は溜めてみました。
小一時間の雨で、バケツに3分の
1ほど溜まりました。
毎回やってみようと思います。
昨日の写真の、セールを持ったクラゲの名前は、カツオノカンムリだそうです。
毒があるとのことで、捕獲しないで良かったです。</pre>
出航39日目、無風状態続く
2015-06-28

6月28日(日)10時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯38度16分、西経149度58分
針路:110 度に設定するも定まらず
船速:0. 5 ノット
風 :1 m/s、風向定まらず
波高:波なし
天気:曇り
気圧:1021 hPa
気温:24 ℃
湿度:60 %
Day Run:46 Nm
昨日の午後から無風状態が続いている。
昨日のブログで、これまで無風状態は3回しかなく、しかも皆短時間だったと書いたら、その直後から丸一日の無風状態に。
この無風状態はまだまだ続きそう。
米国西海岸は北からの海流が強いと聞いているので、サンフランシスコへは北からアプローチしようと考え、コースを北よりにしていたのだが、昨日の96 時間予想天気図によると、30日には低気圧が発達しながら北緯 48 度、西経156度まで来て、荒天の範囲が南側に広がる模様。
急きょ北へ上るのを止めて、南へ下ることにしたが、この無風状態ではなかなか進まない。
今日、西経 150 度を越えたので、船内時計を1時間進めた。
これで日本との時差は、5時間先行になるが、日付は1日遅れ。
ただし、ブログの日時は全て日本時間で表示。
写真は、名前は忘れたが、セールを持ったクラゲの大群。
名前を教えて下さい。</pre>
出航38日目、今日も穏やか
2015-06-27

6月27日(土)7時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯38度21分、西経150度52分
針路:70 度
船速:4. 5 ノット
風 :北西、5 m/s
波高:0. 5 m
天気:晴れ
気圧:1022 hPa
気温:24 ℃
湿度:60 %
Day Run:99 Nm
昨日の昼頃から風が落ちて、一時は無風状態に。
無風とは言っても、1 ~ 2 m/s は吹いているので、艇長自ら舵を取り真剣に走らせる。
夕方からは 4 m/s を越えてきたので、再びウインドベーンにバトンタッチ。
この様に自ら舵を取るのは、今回で3回目で、それもせいぜい2~3時間ほどだけで、またすぐに良い風が吹いてくる。
今までのところ、この様な状態が半日も、一日も続くことは無かった。
太平洋とはそういうところなのだろうか、それとも今回は運が良いのだろうか。
いずれにしても、無風状態が短かくて助かっている。
気象ファクスは、ハワイからの放送が入らなくなったので、いよいよ米国本土の Pt. Reyes から受信することに。
また日課表を書き換える。
写真は、今朝進行方向の水平線に現れた大きな黒雲。
雲の中は、突風と雷雨と思われるので、クローズホールドぎりぎりに上らせて避ける。</pre>
出航37日目、穏やかな日が続く
2015-06-26

6月26日(金)8時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯37度37分、西経152度43分
針路:75 度
船速:3 ノット
風 :北西、5 m/s
波高:1 m
天気:曇り
気圧:1021 hPa
気温:24 ℃
湿度:60 %
Day Run:94 Nm
昨日から穏やかな天候が続いている。
朝は相変わらずどんよりとした雲におおわれているが、日中は太陽が顔を出す。
波が高くて 縦揺れ 横揺れが激しい時は、船酔いではないのだが、どうにも体が重くて脱力感の固まりになってしまう。
これが穏やかになると、現金なもので、絶好調になる。
この点で、外洋へ出る場合ヨットは少しでも大きい方が良いと言われている。
乗り心地が良くて、荒天時でも乗員は楽らしい。
今回、外洋へ出るにあたって、一回り大きな中古艇に買い替えることも選択肢の一つだったのだが止めた。
経済的な理由が一番大きかったのだが、それ以外に中古艇は素性が知れないことが多いので怖いことと、何と言っても慣れ親しんだヨットで出た方が良いと考えたから。
真っ暗闇の中でもどこに何があるか分かる、スイッチパネルの 20 以上あるブレーカースイッチは目をつむっていてもオンオフ出来る、結構大事なことだと思う。
やはり、愛着のある船が一番。
負け惜しみもあるのだが‥‥。
写真は、今朝の日の出。
毎朝曇っているので、これが精一杯。</pre>
出航以来 5週間経過、Weekly Report
2015-06-25
6月25日(木)8時15分 記
《 Weekly Report 》
今朝で、5月21日に清水港を出港してからちょうど5週間が経過しましたので、5週目の総括です。
5週目の航海距離:830 Nm
5週目の平均 Day Run:118. 6 Nm
5週目の平均スピード:4. 94 ノット
出航以来の航海距離:3, 605 Nm
出航以来の平均 Day Run:103. 0 Nm
出航以来の平均スピード:4. 29 ノット
SFまでの残航:直線距離で、1, 534 Nm
清水消費量
5週目の消費量 / 残量(l = リットル)
飲料水(財宝10 l 箱入り x 10):8 l / 79 l
調理用(2 l ペットボトル x 40):7 l / 62 l
雑用水(船体タンクに 120 l):後日計測、推定 10 l / 40 l
5週目のエンジン運転時間:0. 5 時間(確認運転)
5週目の燃料消費量 / 残量:1 l / 128 l
荒天遭遇日:6月22日、23日
今のところ、船体、乗員とも異常なし。
《 Weekly Report 》
今朝で、5月21日に清水港を出港してからちょうど5週間が経過しましたので、5週目の総括です。
5週目の航海距離:830 Nm
5週目の平均 Day Run:118. 6 Nm
5週目の平均スピード:4. 94 ノット
出航以来の航海距離:3, 605 Nm
出航以来の平均 Day Run:103. 0 Nm
出航以来の平均スピード:4. 29 ノット
SFまでの残航:直線距離で、1, 534 Nm
清水消費量
5週目の消費量 / 残量(l = リットル)
飲料水(財宝10 l 箱入り x 10):8 l / 79 l
調理用(2 l ペットボトル x 40):7 l / 62 l
雑用水(船体タンクに 120 l):後日計測、推定 10 l / 40 l
5週目のエンジン運転時間:0. 5 時間(確認運転)
5週目の燃料消費量 / 残量:1 l / 128 l
荒天遭遇日:6月22日、23日
今のところ、船体、乗員とも異常なし。
出航36日目、風、波おさまる
2015-06-25

6月25日(木)7時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯37度16分、西経154度33分
針路:75 度
船速:4 ノット
風 :西、5 m/s
波高:1 m
天気:曇り
気圧:1019 hPa
気温:26 ℃
湿度:35 %
Day Run:104 Nm
昨夜半から未明にかけて、風、波ともにおさまってきたので、メインセールのリーフを、2 ポイントから 1 ポイントへ、1 ポイントからフルへと順次戻し、ジブセールもフルに出す。
寒冷前線は既に通過したと思うのだが、今一はっきりしない。
日本近海だと寒冷前線は、突風や雷雨を伴う怖い存在なのだが、太平洋の場合様子が異なるのかもしれない。
雨がしとしと降って、風が南西から北西に穏やかに変わるだけなのである。
あまり警戒する必要はないのかもしれないが、油断は禁物。
今朝は、出航以来36日目の朝になり、野菜ジュースがちょうど3ダースなくなった。
一日たりとも欠かさなかったという証し。
写真は、今朝の様子。
久し振りに風、波ともにおさまり、穏やかな海を行く。</pre>
出航35日目、低気圧通過
2015-06-24

6月24日(水)8時 記
《 Morning Report 》
位置:北緯37度09分、西経156度40分
針路:90 度
船速:5ノット
風 :西南西、11 m/s
波高:3 m
天気:曇り、時折太陽が顔を出す
気圧:1015 hPa
気温:24 ℃
湿度:50 %
Day Run:131 Nm
低気圧は未明に通過した模様。
大時化になることなく、風、波ともに昨夜のままだったので良かった。
まだ 10 ~ 12 m/s の風が吹いていて、波もまだ高いが、朝になって時折太陽が顔を出すので、気分的に楽になった。
これから寒冷前線が通過して、風が北西に変わるので、気温が下がって寒くなりそう。
写真は、今朝の様子。
時々大波が追い越して行く。</pre>
出航34日目、荒天
2015-06-23

6月23日(火)8時 記
《 Morning Report 》
位置:北緯37度32分、西経159度21分
針路:100 度
船速:6ノット
風 :西南西、15 m/s
波高:3 m
天気:曇り、小雨
気圧:1016 hPa
気温:20 ℃
湿度:65 %
Day Run:133 Nm
昨日の朝から吹いていた西南西の強い風が、夕方からさらに上がってきたので、明るいうちにメインセールを 2 ポイントリーフにして夜を迎える。
夜半から風が上がって、14 ~ 15 m/s になり、コースが 120 度だと横から波をひっきりなしに受けるので、その衝撃と激しい揺れに耐え切れず、コースを 90 度に変更して、クォーターリーで走ることに。
今夜、緯度で 3 ~ 4 度北側を低気圧が猛スピードで西から東へ通過するので、大時化になると思われる。
今夜は厳重警戒態勢。
写真は、時化模様の今朝の海。</pre>
出航33日目、低気圧接近
2015-06-22

6月22日(月)8時 記
《 Morning Report 》
位置:北緯38度13分、西経161度56分
針路:120 度
船速:5.5ノット
風 :西南西、11 m/s
波高:2.5 m
天気:曇り
気圧:1021 hPa
気温:24 ℃
湿度:50 %
Day Run:128 Nm
昨日から西寄りの良い風を斜め後ろから受けて快走していたが、朝から風が上がって 11 m/s 超に。
最新の天気図によると、西から低気圧が北緯 40 ~ 42 度を猛スピードで追い掛けてきて、明日の夜には大時化になるようなので、コースを 120 度に変更して南へ下げて、少しでも低気圧との距離を取ることにする。
写真は、今朝の様子。
8 ~ 9 m/s の風を右斜め後ろから受けて快走していたのだが、この後時化模様に。</pre>
出航32日目、高気圧が発達する
2015-06-21

6月21日(日)7時30分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯38度13分、西経164度35分
針路:90 度
船速:5ノット
風 :西南西、8 m/s
波高:1.5 m
天気:曇り
気圧:1025 hPa
気温:26 ℃
湿度:40 %
Day Run:106 Nm
夜半から風が 10 m/s を越えてきたので、これ以上北にある前線に近づくのを止めて、コースを 90 度に変更する。
気象庁の気象ファクスはもう受信出来なくなったので、今日から米国 NOAA の気象ファクスを受信することにした。
日課表の書き直しである。
早速、NOAA の天気図をチェックすると、今背中に乗っている小さな高気圧が東へ勢力を拡大していくとの予想。
このまま、北緯 38 度辺りを東へ向かっていれば、その高気圧の背中に乗り続けることができそうな見通し。
素人判断だが、あながち間違いでもなさそう。
今朝、西経 165 度を越えたので、船内時計を一時間進めた。
これで、日本との時差は4時間に。
今朝で、出航以来1ヶ月が経過。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。
船体、乗員とも異常なし。
写真は、今朝の朝霧。
ここのところ毎朝濃い霧がかかり、日中太陽が顔を出す。
まさに、「朝霧は晴れ」の毎日。</pre>
出航31日目、高気圧の 懐に入ってしまった模様
2015-06-20

6月20日(土)8時 記
《 Morning Report 》
位置:北緯37度42分、西経166度41分
針路:60 度
船速:3ノット
風 :西南西、4 m/s
波高:0.5 m
天気:曇り
気圧:1024 HPa
気温:23 ℃
Day Run:105 Nm
昨日の南西の良い風は、夜半に西へ回って落ちた。
今朝には、気圧が 1024 hPa まで上がっているので、どうも高気圧の懐に飛び込んでしまった模様。
この高気圧は、これから発達するようなので、何とか北の縁に出て西寄りの良い風をつかみたい。
コースを 60 度へ向けているが、風が弱くて進まない。
写真は朝霧。</pre>
出航30日目、追っ 手の良い風をつかむ
2015-06-19

6月19日(金)8時 30 分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯37度04分、西経168度41分
針路:90 度
船速:5.5ノット
風 :南西、10 m/s
波高:1.5 m
天気:曇り
気圧:1020 HPa
気温:22 ℃
Day Run:123 Nm
昨夜半から風が南西に回り、メインセール 1 ポイントリーフ、ジブセール 80 % のクォーターリーで快走している。
もう少し行くと、小さな高気圧の背中に乗れると思うのだが、下手をすると懐に飛び込んでしまうので要注意。
コースを少し北へ向ける。
昨日から天気は今一で、太陽が顔を出さないが、曇り空でも明るければソーラーパネルは 8 ~ 10 A の充電電流を流してくれるので、通常の消費は賄える。
ソーラーパネルは、90 W を4枚装備している。
充電コントローラーは、少しでも効率良く充電したいので、MPPT 方式を採用した。
晴天の正午頃だと、充電電流は 20 A 以上になるので、バッテリーはすぐに満充電になる。
バッテリーは、古河バッテリーの FB9000-125D31R を4台積んでいるので、かなり余裕はある。
船体、乗員とも異常なし。</pre>
出航以来 4週間経過、Weekly Report
2015-06-18
6月18日(木)9時 記
《 Weekly Report 》
今朝で、5月21日に清水港を出港してからちょうど4週間が経過しましたので、4週目の総括です。
4週目の航海距離:756 Nm
4週目の平均 Day Run:108.0 Nm
4週目の平均スピード:4.50 ノット
出航以来の航海距離:2,775 Nm
出航以来の平均 Day Run:99.1 Nm
出航以来の平均スピード:4.13 ノット
SFまでの残航:直線距離で、2,337 Nm
清水消費量
4週目の消費量 / 残量(l = リットル)
飲料水(財宝10 l 箱入り x 10):2 l / 85 l
調理用(2 l ペットボトル x 40):3 l / 69 l
雑用水(船体タンクに 120 l):後日計測、推定 10 l / 50 l
4週目のエンジン使用時間:0 時間
4週目の燃料消費量 / 残量:3 l(キャビンヒーター) / 129 l
荒天遭遇日:6月13日、14 日
今のところ、船体、乗員とも異常なし。
《 Weekly Report 》
今朝で、5月21日に清水港を出港してからちょうど4週間が経過しましたので、4週目の総括です。
4週目の航海距離:756 Nm
4週目の平均 Day Run:108.0 Nm
4週目の平均スピード:4.50 ノット
出航以来の航海距離:2,775 Nm
出航以来の平均 Day Run:99.1 Nm
出航以来の平均スピード:4.13 ノット
SFまでの残航:直線距離で、2,337 Nm
清水消費量
4週目の消費量 / 残量(l = リットル)
飲料水(財宝10 l 箱入り x 10):2 l / 85 l
調理用(2 l ペットボトル x 40):3 l / 69 l
雑用水(船体タンクに 120 l):後日計測、推定 10 l / 50 l
4週目のエンジン使用時間:0 時間
4週目の燃料消費量 / 残量:3 l(キャビンヒーター) / 129 l
荒天遭遇日:6月13日、14 日
今のところ、船体、乗員とも異常なし。
出航29日目、無風地帯を抜ける
2015-06-18

6月18日(木)8時 30 分 記
《 Morning Report 》
位置:北緯36度30分、西経171度06分
針路:90 度
船速:5.5 ノット
風 :南、9 m/s
波高:1.5 m
天気:曇り
気圧:1020 HPa
気温:18 ℃
Day Run:75 Nm
昨夜遅く、日中続いた無風状態をやっと抜け出て、南の良い風を受けて快走中だが、風速が 9 m/s を越えてきたので、メインセールを 1 ポイントリーフに落とした。
昨日の日中は風が弱かったので、ウインドベーンが使えないため、オートパイロットを使った。
オートパイロットは合計4台持っている。
1台目は、今のヨットを購入した時より一年前の1997年に購入、18 年前になる。
2台目は、2011年末、日本周航に出るためにウエストマリンから購入。
3台目は、日本周航中にオートパイロットが壊れてこわれて仕方なかったので、2013年に Raymarine の日本代理店のクルーズテック社から購入。
3台とも、出航前にクルーズテック社へ送って点検、整備、修理して、万全を期した。
4台目は、太平洋横断に出ることをクルーズテック社へ伝えたところ、ご好意で無償で貸与して頂いた。
現状は、1台目と2台目は既に壊れたので、3台目を使用している。
サンフランシスコ入港時にはオートパイロットがどうしても欲しいので、貸与して頂いた1台は温存するとして、残りは3台目の1台のみ。
これも壊れたら、いよいよ壊れたオートパイロットを分解して、健全なパーツを寄せ集めて1台造るしかない。
子供のころから機械いじりが好きで、いろいろなものを分解したが、元に戻ったものは数少ない。
かなり不安である。</pre>
出航28日目、久し振りの晴れ間
2015-06-17

6月17日(水)8時 記
今日から、日本時間朝 7 時の Report を《Morning Report》としてお送りします。
日本時間正午の《Noon Report》だと、こちらでは、午後3時で、この後4時、5時と遅れて行くので、日本時間朝7時(こちらでは現在午前 10 時)の
《Morning Report》にすることにしました。
《 Morning Report 》
位置:北緯36度34分、西経172度34分
針路:90 度
船速:1 ノット
風 :北、2 m/s
波高:1 m
天気:晴れ
気圧:1018 HPa
気温:23 ℃
Day Run:107Nm
未明に風が落ちたので、明るくなるのを待って、メインセールのリーフを 1 ポイントからフルに戻した。
久し振りの晴天の下、適風のクローズホールドで快走。
しかし、すぐに風落ちて漂流状態に。
追い掛けていた低気圧に引き離され、後ろの低気圧との間の無風地帯に入った模様。
風が吹くのをのんびり待つことにする。</pre>
出航27日目、低 気圧を追いかける
2015-06-16

6月16日(火)14 時 記
《 Noon Report 》
位置:北緯36度36分、西経174度11分
針路:90 度
船速:5 ノット
風 :北西、8 m/s
波高:2.5 m
天気:曇り
気圧:1014 HPa
気温:22 ℃
Day Run:114 Nm
昨日の午後、寒冷前線が頭上を通過して、風が北に変わって気温が急激に下がってきた。
その後、風は北西に変わり 10 m/s を越えてきたが、斜め後ろから受けているので、1 ポイントリーフのメインとフルジブで快走する。
現在、頭上を通過して行った寒冷前線を引っ張っている低気圧を追い掛けている。
しかし油断大敵、後ろから別の低気圧が追い掛けてきて挟み打ちに。
現在、北太平洋の中緯度帯は低気圧の運動場と化していて、高気圧は隅っこで小さくなっている。
これはエルニーニョ現象の影響なのだろうか。
ここ数日太陽が顔を出さないので、バッテリーの残量が 60 % を切ってきた。
冷蔵庫はもちろん切って、音楽も聴かず、暖房も入れずに節電に努めている。
バッテリー充電のためにエンジンを回しても良いのだが、太平洋の真ん中でエンジンの音など聞きたくない、という心境になる。
人間変わるものである。</pre>
出航26日目、嵐おさまる
2015-06-15
6月15日(月)15 時 記
《 Noon Report 》
位置:北緯36度13分、西経176度45分
針路:90 度
船速:5 ノット
風 :北、7 m/s
波高:2 m
天気:小雨
気圧:1010 HPa
気温:20 ℃
Day Run:95 Nm
13日の未明から 40 時間以上吹き続けた南寄りの強風がやっとおさまった。
昨夜は、風速が 17 ~ 18 m/sまで上がり、波も悪く大揺れに揺れるので、ヒーブツーで船を止めて休養することにした。
ヒーブツーと言っても、逆ジブは張らずに、ジブセールは全て巻いて、2 ポイントリーフのメインセールとウインドベーンを調整するだけなので楽である。
明け方になってやっと風が落ちたので、メインセールのリーフを 2P から 1P に戻して帆走再開。
疲れました。
《 Noon Report 》
位置:北緯36度13分、西経176度45分
針路:90 度
船速:5 ノット
風 :北、7 m/s
波高:2 m
天気:小雨
気圧:1010 HPa
気温:20 ℃
Day Run:95 Nm
13日の未明から 40 時間以上吹き続けた南寄りの強風がやっとおさまった。
昨夜は、風速が 17 ~ 18 m/sまで上がり、波も悪く大揺れに揺れるので、ヒーブツーで船を止めて休養することにした。
ヒーブツーと言っても、逆ジブは張らずに、ジブセールは全て巻いて、2 ポイントリーフのメインセールとウインドベーンを調整するだけなので楽である。
明け方になってやっと風が落ちたので、メインセールのリーフを 2P から 1P に戻して帆走再開。
疲れました。
出航25日目、日付 変更線を越えても嵐
2015-06-14
6月14日(日)12 時 45 分 記
《 Noon Report 》
位置:北緯36度41分、西経178度12分
針路:110 度
船速:4.5 ノット
風 :南、13 m/s
波高:3 m
天気:曇り
気圧:1017 HPa
気温:24 ℃
Day Run:125 Nm
昨日の未明から吹き始めた 10 m/s を超える風は 30 時間以上吹き続けている。
最大風速は、13 m/s なので数字の上では大したことはないのだが、風が重くて、風速以上に波が立つ。
メインセールを 2 ポイントリーフ、ジブセールをストームにせざるを得ない。
波は、日本近海で大時化に遭った時よりも厳しいかもしれない。
後ろから迫ってくる低気圧との距離を取るために、針路を少し南へ下げている。
再び近くで低気圧が発生して後を追ってくるという情報あり、もっと南へ向けたいのだが、現在のセール展開ではこれ以上上れない。
昨夜日付変更線を越えたので、船内時計を1時間進めた。
これで、日本との時差は3時間早くなるが、日にちは一日遅れに。
ただし、ブログは全て日本時間で表示。
今のところ船体、乗員とも異常なし。
《 Noon Report 》
位置:北緯36度41分、西経178度12分
針路:110 度
船速:4.5 ノット
風 :南、13 m/s
波高:3 m
天気:曇り
気圧:1017 HPa
気温:24 ℃
Day Run:125 Nm
昨日の未明から吹き始めた 10 m/s を超える風は 30 時間以上吹き続けている。
最大風速は、13 m/s なので数字の上では大したことはないのだが、風が重くて、風速以上に波が立つ。
メインセールを 2 ポイントリーフ、ジブセールをストームにせざるを得ない。
波は、日本近海で大時化に遭った時よりも厳しいかもしれない。
後ろから迫ってくる低気圧との距離を取るために、針路を少し南へ下げている。
再び近くで低気圧が発生して後を追ってくるという情報あり、もっと南へ向けたいのだが、現在のセール展開ではこれ以上上れない。
昨夜日付変更線を越えたので、船内時計を1時間進めた。
これで、日本との時差は3時間早くなるが、日にちは一日遅れに。
ただし、ブログは全て日本時間で表示。
今のところ船体、乗員とも異常なし。
出航24日目(その2 )、日付変更線 通過
2015-06-13

6月13日(土)21 時 20 分 記
日本時間20時20分、日付変更線を通過しました。
《 Special Report 》
位置:北緯 36度 47. 203 分
東経 180度 00. 000 分
針路:82 度
船速:4. 9ノット
セール:
メイン:2 ポイントリーフ
ジブ :ストームジブ
風 :南、13 m/s
波高:4 m
天気:曇り
気圧:1021 HPa
気温:20 ℃
出航以来の航海距離:2, 323 Nm
SF までの残航:直線で、2, 758 Nm
特別料理は、うなぎの蒲焼きを乗せた「うな丼」でした。
頂きもので、日付変更線を越えた時に食べると約束していました。
それでは、いただきます。</pre>
出航24日目、日付 変更線まであと少し
2015-06-13

6月13日(土)12 時 45 分 記
《 Noon Report 》
位置:北緯36度44分、東経179度13分
針路:90 度
船速:5 ノット
風 :南、10 m/s
波高:2.5 m
天気:晴れ
気圧:1021 HPa
気温:26 ℃
Day Run:139 Nm
昨夜取った、21 時の実況天気図によると、北緯 36 度、東経 161 度に忽然と低気圧が現れ、日付変更線へ向かって追いかけてくる模様。
日付変更線をサンフランシスコと同じ緯度(北緯 37 度 49 分)で越える予定でいたので、60 度へ向かっていたが、 急きょ針路を変更して90度(東)へ向かい、少しでも低気圧との距離を取ることにした。
それにしても、 北緯 36 度、東経 161 度の海域にいきなり低気圧が出来るものなのだろうか。
低気圧の影響ではないが、昨夜半から風が強まり、波も高くなってきたので、メインセールをリーフしたかったが、夜間作業は止めて、夜明けを待って実施。
日付変更線まであと 38 Nm、今夜通過出来ると思われる。</pre>
出航23日目、日付変 更線の目標通過点決定
2015-06-12

6月12日(金)12 時 30 分 記
《 Noon Report 》
位置:北緯36度06分、東経176度37分
針路:60 度
船速:6 ノット
風 :南、8 m/s
波高:1 m
天気:晴れ
気圧:1021 HPa
気温:25 ℃
Day Run:101 Nm
今日は、久し振りに晴れて、波はおさまり、敵風を斜め後ろから受けて快走中です。
今朝のブログでも報告しましたが、太平洋高気圧の背中(北側の縁の西寄りの風)が期待出来ないようなので、あれこれ考えずに東へ東へと向かうことにしました。
と言っても何か目標点が必要なので、日付変更線をサンフランシスコと同じ緯度(北緯 37 度 49 分)で越えることにしました。
日付変更線通過目標点まであと 190 Nm、今のペースで行くことが出来れば、6月14 日の午前中に通過出来そうです。
特別料理は、昼食になりそうです。</pre>
昨日の写真 再送
2015-06-12

2015年6月12日(金) 4時 記
昨日の写真が化けていたとの連絡がありましたので、大した写真ではないのですが再送します。
今朝は、風が少し落ち、波はうそのように消えて穏やかになりました。
どうやら、今年はエルニーニョ現象のため太平洋高気圧が例年と異なるようで、北側の縁の西寄りの風は期待出来そうにありません。
北緯 40 度より北側に中心を持つ高気圧の南側を、東寄りの風を受けながらクローズホールドで縫うように走るしかないようです。
それでも、日付変更線まであと 200 マイル強、あと2~3日で通過出来そうです。</pre>
出航22日目、出 航以来 3週間経過
2015-06-11

6月11日(木)13 時 記
《 Noon Report 》
位置:北緯35度40分、東経174度42分
針路:150 度
船速:4 ノット
風 :東、8 m/s
波高:2 m
天気:曇り
気圧:1025 HPa
気温:24 ℃
Day Run:91 Nm
昨日の午前中から、8~9 m/s の北東~東の風が吹き続けている。
東へ行きたいのだが、東寄りから風が吹いてくるので、24 時間以上クローズホールドぎりぎりで走らせている。
風速はそれ程でもないのだが、かなり重い風で、波も風速の割には高いので苦労している。
それでも、今朝から風も波も気持ち落ちてきたので、ジブセールをフットの長さの 80 % に戻した。
写真参照、ジブセールのフットに、40% から 10 % 毎に目盛りを打ってある。
この風は、昨日のレポートで高気圧の吹き出しと報告したが、これも間違いで、ただ単に 1028 HPa の高気圧から気圧傾度にしたがって吹いている風と思われる。
低気圧はもちろん厳しいが、高気圧もかなり厳しい。
懐に飛び込むと、風が無くなるのだろう、適度な距離を保つ必要あり? 至難の技だ。
昨夜は冷え込んだので、暖房を入れた。
体温も下がってきたので、どちらを取るか悩んだが、暖房を選択した。
T-シャツに短パンから数日で暖房とは . . . 、厳しい海域である。
船体、乗員とも異常なし。
《 Weekly Report 》
今朝で、5月21日に清水港を出港してからちょうど3週間が経過しましたので、3週目の総括です。
3週目の航海距離:785 Nm
3週目の平均 Day Run:112.1 Nm
3週目の平均スピード:4.67 ノット
出航以来の航海距離:2,019 Nm
出航以来の平均 Day Run:96.1 Nm
出航以来の平均スピード:4.01 ノット
SFまでの残航:直線距離で、3,038 Nm
清水消費量
3週目の消費量 / 残量(l = リットル)
飲料水(財宝10 l 箱入り x 10):3 l / 87 l
調理用(2 l ペットボトル x 40):2 l / 72 l
雑用水(船体タンクに 120 l):後日計測、推定 20 l / 60 l
3週目のエンジン使用時間:0 時間
3週目の燃料消費量 / 残量:1 l(キャビンヒーター) / 132 l
荒天遭遇日:0 日
以上</pre>
出航 21日目、高 気圧の吹き出しの中
2015-06-10
6月 10日(水)13 時 30 分 記
Noon Report
位置:北緯36度36分、東経173度18分
針路:100 度
船速:3.5 ノット
風 :北東 9 m/s
波高:2.5 m
天気:曇り
気圧:1026 HPa
気温:22 ℃
Day Run:91 Nm
昨日のレポートで、高気圧の勢力圏に入ったと報告したが、間違いで、実際にはまだ勢力圏には入ってなくて、高気圧の前縁が接近してきていて、昨夜半から1028 Hpa の高気圧の吹き出しが始まった。
北東の 9 m/s 前後の風だが、気温が低いためかなり重く、波も発達してきた。
ポートタックの真上りで、メインセール 1 ポイントリーフ、ジブセールはフット長さ 70 %で、波に叩かれながらよたよたと走っている。
船体、乗員とも異常なし。
Noon Report
位置:北緯36度36分、東経173度18分
針路:100 度
船速:3.5 ノット
風 :北東 9 m/s
波高:2.5 m
天気:曇り
気圧:1026 HPa
気温:22 ℃
Day Run:91 Nm
昨日のレポートで、高気圧の勢力圏に入ったと報告したが、間違いで、実際にはまだ勢力圏には入ってなくて、高気圧の前縁が接近してきていて、昨夜半から1028 Hpa の高気圧の吹き出しが始まった。
北東の 9 m/s 前後の風だが、気温が低いためかなり重く、波も発達してきた。
ポートタックの真上りで、メインセール 1 ポイントリーフ、ジブセールはフット長さ 70 %で、波に叩かれながらよたよたと走っている。
船体、乗員とも異常なし。