太平洋横断往復航海の準備と実際 (その10)
2016-11-02
2016年11月2日(水) 22時 記
太平洋横断往復航海の準備と実際 (その10)
目 次
1. ヨットの紹介 (2016年10月 5日のブログ参照)
2. 船体の準備 (2016年10月10日のブログ参照)
3. 電源設備 (2016年10月11日のブログ参照)
4. 航海計器 ( 〃 )
5. 無線設備 ( 〃 )
6. 法定備品 ( 〃 )
7. その他の準備 (2016年10月13日のブログ参照)
8. 装備の二重化 ( 〃 )
9. 復原性の悪化 (2016年10月25日のブログ参照)
10. 荒天時の対策 ( 〃 )
11. 免許、資格等の準備 (2016年10月26日のブログ参照)
12. チャート ( 〃 )
13. 気象情報の入手 ( 〃 )
14. 船内の生活 (2016年10月27日のブログ参照)
15. 食糧、清水、燃料、医薬品 ( 〃 )
16. 出航日、帰国予定時期の決定 ( 〃 )
17. 航海コース ( 〃 )
18. 航海中のサポート等 (2016年10月29日のブログ参照)
19. 出港手続き、入港手続き ( 〃 )
20. サンフランシスコ、ハワイでのサポート ( 〃 )
21. 航海中のトラブル (2016年10月31日のブログ参照)
22. 航海の総括 ( 〃 )
= 本日紹介分の目次 =
23. 航海中の写真集
1) 清水 ~ サンフランシスコ間
============
23. 航海中の写真集
2) サンフランシスコ ~ ハワイ間
3) ハワイ ~ 清水間
---------------------------------------------------
23. 航海中の写真集
1) 清水 ~ サンフランシスコ間
生まれて初めて船尾に日章旗を掲揚。身の引き締まる思いだった。

富士山が楽しんでこいよと見送ってくれた。
















































友人にメールで名前を調べてもらった。





雑巾を洗う水に使おうと思い、雨水を溜めてみた。





大型船と遭遇し、衝突コースだったので緊張する。

大型船がコースを変えてくれた。そのことを AIS で知ることが出来た。














キャビン内に居たところ、明らかに波の衝撃とは異なる振動を3度感じた。
コクピットに出てみると、スイーッ、スイーッっという音が聞こえた。
鳥が来たかと思って周りを見ると、右舷 100 m ほどのところを黒い大型生物が 2 頭並んで泳いでいた。最初は、イルカかと思ったが、色が黒いので何だろうかと思っていると、真黒い大型生物が右舷に体を摺り寄せてきた。
驚くとともに、足のすくむ様な恐怖感を覚えた。
長さは、自艇(9 m)より大きいかと思った。目の前の真黒な背中に潮吹き穴があったが、そのすぐ後ろにひょろりと長い背びれがあったので、クジラでは無いと思った。
もしかすると、まだ見たことはないが、これはシャチかもしれないと思った。
慌ててエンジンを掛けたところ離れていってくれた。助かったと思った。
しばらくの間は、恐怖心を拭い去ることが出来ずに海を見つめていた。
留守宅にメールで見た感じを伝えると、インターネットで調べてくれて、シャチであることが分かった。体長は大きいもので 8 m ほどとのことだったが、恐怖感からか自艇よりも大きく感じた。






































幸い好天に恵まれ、心配された霧もなく、ゴールデンゲートブリッジがはっきり見えた。













夢実現の瞬間だった。
長かったなと思った。それは、夢を抱いてから半世紀あまりの時間と、清水港を出てから55日目という日数と、両方の想いだった。






サンフランシスコには、ゴールデンゲートブリッジを望むことができるウエブカメラが設置されていて、インターネットで見ることが出来たようで、友人がその画像を送ってくれた。







サンフランシスコ市街 ~ ゴールデンゲートブリッジ間の景色。















Silicon Valley Sailing Club CEO の南さん(左)と、呉地さんと。

南さんと呉地さんが、税関事務所と連絡を取ってくれて入港手続きをサポートしてくれた。そして、ジャックロンドンスクエアで出迎えてくれたので、本当に助かった。

航海中は肉が食べられなかったので、肉を食べたかった。そして、久し振りのビールで乾杯。







Silicon Valley Sailing Club の皆さんと、ご友人の皆さんには滞在中大変お世話になりました。
心から感謝しています。有難うございました。
太平洋横断往復航海の準備と実際 (その10)
目 次
1. ヨットの紹介 (2016年10月 5日のブログ参照)
2. 船体の準備 (2016年10月10日のブログ参照)
3. 電源設備 (2016年10月11日のブログ参照)
4. 航海計器 ( 〃 )
5. 無線設備 ( 〃 )
6. 法定備品 ( 〃 )
7. その他の準備 (2016年10月13日のブログ参照)
8. 装備の二重化 ( 〃 )
9. 復原性の悪化 (2016年10月25日のブログ参照)
10. 荒天時の対策 ( 〃 )
11. 免許、資格等の準備 (2016年10月26日のブログ参照)
12. チャート ( 〃 )
13. 気象情報の入手 ( 〃 )
14. 船内の生活 (2016年10月27日のブログ参照)
15. 食糧、清水、燃料、医薬品 ( 〃 )
16. 出航日、帰国予定時期の決定 ( 〃 )
17. 航海コース ( 〃 )
18. 航海中のサポート等 (2016年10月29日のブログ参照)
19. 出港手続き、入港手続き ( 〃 )
20. サンフランシスコ、ハワイでのサポート ( 〃 )
21. 航海中のトラブル (2016年10月31日のブログ参照)
22. 航海の総括 ( 〃 )
= 本日紹介分の目次 =
23. 航海中の写真集
1) 清水 ~ サンフランシスコ間
============
23. 航海中の写真集
2) サンフランシスコ ~ ハワイ間
3) ハワイ ~ 清水間
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23. 航海中の写真集
1) 清水 ~ サンフランシスコ間
生まれて初めて船尾に日章旗を掲揚。身の引き締まる思いだった。

富士山が楽しんでこいよと見送ってくれた。
















































友人にメールで名前を調べてもらった。





雑巾を洗う水に使おうと思い、雨水を溜めてみた。





大型船と遭遇し、衝突コースだったので緊張する。

大型船がコースを変えてくれた。そのことを AIS で知ることが出来た。














キャビン内に居たところ、明らかに波の衝撃とは異なる振動を3度感じた。
コクピットに出てみると、スイーッ、スイーッっという音が聞こえた。
鳥が来たかと思って周りを見ると、右舷 100 m ほどのところを黒い大型生物が 2 頭並んで泳いでいた。最初は、イルカかと思ったが、色が黒いので何だろうかと思っていると、真黒い大型生物が右舷に体を摺り寄せてきた。
驚くとともに、足のすくむ様な恐怖感を覚えた。
長さは、自艇(9 m)より大きいかと思った。目の前の真黒な背中に潮吹き穴があったが、そのすぐ後ろにひょろりと長い背びれがあったので、クジラでは無いと思った。
もしかすると、まだ見たことはないが、これはシャチかもしれないと思った。
慌ててエンジンを掛けたところ離れていってくれた。助かったと思った。
しばらくの間は、恐怖心を拭い去ることが出来ずに海を見つめていた。
留守宅にメールで見た感じを伝えると、インターネットで調べてくれて、シャチであることが分かった。体長は大きいもので 8 m ほどとのことだったが、恐怖感からか自艇よりも大きく感じた。






































幸い好天に恵まれ、心配された霧もなく、ゴールデンゲートブリッジがはっきり見えた。













夢実現の瞬間だった。
長かったなと思った。それは、夢を抱いてから半世紀あまりの時間と、清水港を出てから55日目という日数と、両方の想いだった。






サンフランシスコには、ゴールデンゲートブリッジを望むことができるウエブカメラが設置されていて、インターネットで見ることが出来たようで、友人がその画像を送ってくれた。







サンフランシスコ市街 ~ ゴールデンゲートブリッジ間の景色。















Silicon Valley Sailing Club CEO の南さん(左)と、呉地さんと。

南さんと呉地さんが、税関事務所と連絡を取ってくれて入港手続きをサポートしてくれた。そして、ジャックロンドンスクエアで出迎えてくれたので、本当に助かった。

航海中は肉が食べられなかったので、肉を食べたかった。そして、久し振りのビールで乾杯。







Silicon Valley Sailing Club の皆さんと、ご友人の皆さんには滞在中大変お世話になりました。
心から感謝しています。有難うございました。
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残念無念
ご無沙汰しています。
コメント有難うございました。
TSUYOTAKA
古賀